子育て

子供が保育園の友達に意地悪された 親はどう行動する?

保育園からの帰り道に「友達に意地悪なことをされた」「友達に意地悪なことを言われた」と子供に言われた時、あなたはどうしますか?どう行動しますか?

我が家が試行錯誤しながら実際に動いた、親の行動ポイントや子供の行動ポイントをまとめてお伝えします。

本記事の目次:
▼登園しぶりには理由があった
▼登園しぶり再発の理由は恐怖心
▼子供のために動く親の行動ポイント
└本人から話を聞く
└担任の先生と話す
└家族で話し合う時間をつくる
▼相手に思いを伝えられるようになるポイント
▼まとめ

我が子は、年中終わり~年長始めまでの約2ヶ月間、登園しぶりが再発しました。

登園しぶりには理由があった

登園しぶりが始まり、正直「またかぁ...」と思いながら親と離れることが嫌なんだなと勝手に思っていました。

ママ、まだバイバイしたくない...ポロポロポロ(涙)

必ず迎えに来るから!もう仕事の時間だから行くね。

こんなやりとりが毎日10分以上続き、泣いている我が子をそのまま先生に預けて仕事に行っていました。

朝からモヤモヤする日々が続き、一度チビkanoeと話をしようと決心。そして、本当の登園しぶりの理由が分かりました。

ママが仕事に行くことは理解しているけれど、離れたら不安になる理由があったのです。

登園しぶり再発の理由は恐怖心

意地悪な子のご機嫌をとって遊ばないといけないストレス誘いを断れないストレス、そして毎朝「また今日も意地悪をされるのではないか」という恐怖心が原因だったようです。

意地悪する子を攻めずに、子供と一緒に考える。子供の話をどこまで聞いて、どう動くのか。親の本領発揮です!

子供の話を聞くと
▼『今、遊ばないならもう遊ばないよ?』『大っ嫌い』などの言葉を発する
▼誘いを断ると、癇癪を起こして不機嫌になる
▼思い通りにいかないと手が出る
我が子だけではなく、他の子にも同じ態度のようです。

最初は「女子の中に意地悪な子は、一人ぐらいいるわ~」と軽く流していたのですが、日に日に登園しぶりがひどくなり、何か動かないといけないと思った次第です。

しかし、どう動けばいいのだろう?と迷いました。

子供のために動く親の行動ポイント

大切な我が子が意地悪されていると知って黙ってはいられません。しかし、とにかく子供のために動けばいいというのは親の都合であり、親の考えです。

子供の目線に合わせて動くことが大切です。3つのポイントで行動ポイントをみていきましょう。

本人から話を聞く

落ち着いた場所で、本人からじっくり話を聞きます。まだ言葉を選んで話せない年齢なので、急がせず焦らせず話してもらいましょう。

「嫌だったね」「そうだよね」と相槌を打ちながら聞いてあげてください。

◇意地悪されたけど友達と遊べなくなるのは嫌だ
◇他の友達が意地悪されているのを見ることも嫌だ 
などなど、たくさん出てくるかも知れません

▼意地悪な友達のことは悪く言わず、とにかく話を聞いて共感する
▼親の反応を見ながら話す子供もいるので、話の全てを鵜呑みにしない

私は感情的になりやすく「ママが直接言ってあげる!」と言ったところ、「友達のことは嫌いではないんだよな~」っとボソッと言われて反省しました...

担任の先生と話す

可能であれば、担任の先生に時間をつくってもらい本人を交えて話しましょう。先生も自分の気持ちを知ってくれたと安心します。

そのあとに、日頃の様子や本人からの話の内容に相違はないかこっそり聞いてみましょう。

▼すぐに解決策を求めるのではなく、一緒にどう動いてもらうか相談する姿勢で先生に話すとよいです

意地悪な子を指導してほしいと言いたくなるかと思いますが、恐らく先生方は指導中です。焦点は友達ではなく、あくまで我が子です。我が子の状況と日常を照らし合わせて、何が出来るかを見つけます。

家族で話し合う時間をつくる

我が家は作戦会議と称したお茶会を開きました。以下は、お茶会での流れです。

⑴子供の気持ちを聞く

好きなおやつを用意して、何気なく話を振ります。親は、またウンウンと聞く時間です。話したくない時はそれ以上聞かず、また次回に持ち越します。

⑵友達の気持ちを一緒に考える

ここで初めて意地悪された相手に触れます

どうして意地悪なことをするんだろう?意地悪したくなる時はある?など色々と考え意見交換をします。

答えは出さずあくまでも予想をし、相手の気持ちを考える時間にしましょう。

⑶いざという時の対応を教える

子供は自分で判断ができないことが多いので、具体的な状況を伝えておくとよいです

もし手を出されたり、心がシクシクして苦しくなった時遠くに逃げる・距離を置く・必ず先生に伝えることを約束します。

以上が、親が動ける大切なポイントです。子供の話を聞いて、先生と話し、また聞くの繰り返しです。

➡子供のために動くポイントが実践できてきたら、次は子供自身が相手に思いを伝えられるようになる段階へステップアップです。

相手に自分の気持ちを伝えられるようになるポイント

意地悪する子は、言う事を聞いてくれる子・本当は仲良くしたい子などに強くあたる傾向があります。

意地悪な相手に、自分の気持ちを伝えることは大人でも難しい時があります。

でも、自分の気持ちも相手の気持ちと同じくらい大切なんだ、ということを子供に知ってもらうチャンスです。

❶相手に気持ちを知ってもらうことは、素敵なこと

「友達に本当の気持ちを伝えたら、傷つけてしまうかも」「もう遊んでくれないかも」と心配するかもしれません。でも、大丈夫。こう伝えてください。

友達は本当の気持ちを知らないから意地悪するのかも。教えてあげたら、そうなんだ!て気づくかもね。相手に気持ちを知ってもらうって素敵だね。

子供は驚いていました。視点を変えることを経験した瞬間です。

❷今は決められないから、あとで伝えるねの練習

友達に圧倒されて思考回路停止状態になる時もあるでしょう。

今は決められないから、あとで伝えるね】をスラスラ言えるように、家で何回も練習します。

❸一旦、距離をおくことは大切な時間

今までと違う状況にお互いが戸惑うので、一緒に遊ぶ機会が減る可能性があります。

友達もたくさん考えている時期なんだね】と伝えて様子をみましょう。

保育園の友達に意地悪された時、親の行動のまとめ

友達に意地悪されたとシクシク泣きながら話してくれてから、約1ヶ月が経ったある日の帰り道。

今日ね、自分の気持ちを言えたんだ。友達は怒ってどこか行ってしまったけど…(^^)

と、少し嬉しそうな顔をして教えてくれました。

それからは、今日は言えた!今日は言えなかった!今日は遠くに離れた!と報告してくれるようになりました。

その報告のたびに我が家がしていることは、手を止めて話を聞き、今日もお疲れ様とギュっとするだけです。

大泣きしていた保育園の登園が、今では自分で気持ちを切り替えて「ママもいってらっしゃい」と見送ってくれます。

凹んで帰ってくる日もありますが、少しずつ少しずつだけど確実に自分に挑戦している姿が見えます。

凹んで帰ってきた日は、寝る前に一冊の本をよく読みます。

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この本を読むと気持ちが落ち着くそうです。
ひとりひとりの個性は大切だということに触れられる一冊です。

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親の行動が正しかったのか以上に、行動してよかったなと思います。

子供に何かあった時、子供が泣いて帰ってきた時、親のパワーは本領発揮。ピンチはチャンス!ピンチが意味ある家族時間になりますように。

子供のこれからの未来には同じようなことが起きるかもしれません。自分を隠すことなく、相手を否定することなく、考える力を信じて未来へ続けばと願います。


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