新人教育、疲れた!どうしよう!という方、実はコツを抑えると楽しんで行えることが多いのです。新人教育を諦める前にやってみてほしい5つのコツがあります。
新たに部下や後輩が出来るタイミングってありますね。意外と多い意見が『新人とどう関わればいいか分からない』『新人教育で何を教えればいいか分からない』です。でも、大丈夫!!大切なのは、❝自分も最初は同じ新人だった❞と思い出す気持ちがあれば解決します。
今回は教え方5つのコツにまとめてみました。ではさっそく、みていきましょう!
本記事の目次
【教え方5つのコツ】
①新人の不安を払拭しよう
②初めましてを意識しよう
③教育マニュアルをつくろう
④振り返りを必ず行おう
⑤意外と大切な休憩時間を活かそう
▼新人教育に疲れたのまとめ
①新人の不安を払拭しよう
誰しも環境が変わるということは、少なからず緊張しています。新人さんの最初の不安は、どんな人たちと仕事をするのか?ということ。その不安を払拭するタイミングが、はじめて挨拶をする時です。アナタは挨拶時に、無視されたり反応が悪いとどんな気持ちになりますか?
新人の不安を払拭するコツ
【1-1】挨拶は相手のオデコを見て、声をワントーンあげる
目を凝視するのは厳禁!少しずらすぐらいが丁度いいです。声って、低く聞こえやすいので意識しましょう。
【1-2】口角を上げることを意識する
マスク生活に慣れてきて、意識しないと逆に目立つようになったのが表情です。見えない口元こそ意識が大切です。無理やりあげると目が怖くなるので、楽しいことを思い浮かべて自然な笑顔で。
【1-3】目の前の人は、同じ人間だということを忘れない
新人さんだけではなく、アナタも緊張しているかも!?みんな同じなので深呼吸してリラックスです。
自分がされて気分が良くないことはしない!一発目の挨拶で先輩ぶらない!ことです。なかには態度なんて気にしません!という新人さんもいますが、そんな人ほどのちに人間関係で辞めて行く人が多いです。
②初めましてを意識しよう
「第一印象は5秒で決まる」といいます。どちらか一方だけではなく、お互いが見られているということです。『はじめまして、今日から...』という間に、スタートしています。
初めましてを意識するコツ
【2-1】身だしなみチェックは毎回行う
頭髪や服装は、規定があれば合っているか。見落としがちなのが、頭や服に付いたフケ・体臭(香水含む)・爪が伸びっぱなし状態・シャツだしっぱなし状態です。自身で気づけない箇所もあるので、同僚や家族に聞くのが早期改善に繋がります。全然恥ずかしいことではないです。むしろ、放置していることが『自分を管理出来ていない人』と見られる可能性があります。
【2-2】立ち姿
自信がなさそう、頼りなさそうな姿は目線が下がり頭が下がっているからです。背筋を伸ばし、あごを少しひくこと。背筋を伸ばすって意識しないとできません。特にこのポイントだけで、印象がグッとよくなります。
言葉遣いよりも先に見た目が第一印象の大半を占めます。すでに視覚情報で相手の脳みそは埋めつくされています!私は、新人トレーナー時代は自身の髪型・声のトーン・服のホコリさらに靴の汚れや破損を毎回チェックしていました。
③教育マニュアルをつくろう
教育マニュアルがすべてだと思いません。なぜなら十人十色で、その人の良さや特性を活かすのが教育者だと考えているからです。
教育マニュアルをつくるコツ
【3-1】教育マニュアルがあるか確認
研修があれば研修内容や流れ、道具の名称があれば一覧表などの用意が必要です。意外とノートを取らない人が多いです。取らずに覚えられる人はいますが、大半は聞く・書くが同時にできません。書く時間を取れればいいですが、マニュアルで残すと、代わりに重要な内容に時間が使えます。
【3-2】教育環境を整える
学ぶ場所を整えることはとても重要です。座学でも実践でも同じです。ごみが溢れていたり、換気ができない、休憩しにくい、照明が暗いなど働く環境の影響で体調不良に繋がります。今一度、教育環境を見直してください。
【3-3】周りへの共有
教育係や教育の時間がある組織なら問題ないのですが、普段の仕事や作業をやりながら教育する方もいるかと思います。アナタも人間です。1人では限界があります。なので、周りの人にあらかじめ教育が始まることを伝える事が必要です。自身でも良いし、上司や先輩に伝えてもらっても良いです。教える人が抱え込まない環境を作るための大切なことです。
組織やグループによって目標があり、達成するための手順があるのでマニュアルは必要だと思います。とくに新人にこれから長く携わってもらうには、仕事の手順だけを教えるのでは力不足です。
④振り返りは必ず行おう
思ったより予定が押して、振り返りの時間が取れない!おっしゃる通りなんです。だって時間は待ってくれません。でも、それでも作ってほしいのが振り返りの時間です。この時間が数分あるだけで、新人のモチベーションや作業進行に差ができます。私がよく言われたのは、振り返りができると安心するということでした。
振り返りを必ず行うコツ
【①振り返り方法は一つに絞らない】
直接会話するのが一番です。手が離せない時は、紙に書いてもらい提出や次の日に復習など色々と工夫できます。すぐその場で!と無理やりやっても良いフィードバックはできません。お互いのタメになる時間にするという目的を見失わないように。
【②聞き方を意識する】
「どこか分からないことがありますか?」「分からないことがあったら聞いてね」これ、実はとても難しいことなんです。何が分からないかが分からない新人たち。そこで役立つのが、やさしい言葉選び=具体的に聞くことです。「どこが難しかったですか?」「どこをもう一度聞きたいですか?」です。
【③課題や目標をつくり、知識から習慣へ】
まずは、作業を覚えることが必須です。しかし知識も必要です。やることが多いですね。その人に合う課題や目標を考えて➡実践し➡評価し➡また目標をつくる、つまりPDCAサイクルを行います。大切なのは、一緒に目標を立てることです。そして、しっかり評価をすることです。そうすると知識が習慣になって、身についていきます。
振り返りは、分からない前提で聞いてあげることです。新人さんがちゃんと説明を聞いているか教育者も判断できるのでオススメします。
⑤意外と大切な休憩時間を活かそう
休憩って、身体を休める時間なのですが同時に心を休める時間です。心を休める=リラックスできるということですが、リラックスといっても家ではないので加減があるということは新人さんに教えてください。
意外と大切な時間をつくるコツ
【①トイレ・喫煙場所】
忘れがちなのが、トイレや喫煙場所の情報です。トイレは聞きやすですが、喫煙所は聞きにくい人も中にはいるので伝えてあげてください。
ちなみに、喫煙所って本音が出やすい場所なので、私は情報収集のために喫煙していました。あとストレス発散のため(笑)オススメはしません!
【②慣れるまではこまめに声をかける】
休憩って労働契約上決まっているのに、なんとも取りにくい環境が多いこと。立て込んでいる先輩を横目に休憩に入るのは、少し勇気がいります。そんな状況を察知して、先に入りな!後半も大変だぞ!ワハハと明るく休憩に行かせてあげてください。休憩中は静かに休みたい人、誰かと話したい人とバラバラです。無理に話しかける必要はありません。
休憩時間に建物内のベンチで1人寝そべって携帯ゲームをしている人がいましたが、さすがに注意しました。休憩の使い方はそれぞれなので、皆が快適に休める場にすることが大切です。
▼新人教育に疲れたのまとめ
人に教えるということは、色んなことに気を配るのでとてもパワーが必要です。
何より教える側が不安そうだと、相手に伝わってしまいます。まずは、教える側の自分が楽しくなる工夫をしましょう!
新人教育 5つのコツを実行すると新人さんを不安にさせない
教育者だからといって、分からないことがないわけではありません。分からない時はすぐに調べたり、一緒に調べたりしましょう!
大切なことは、相手を不安にさせないこと。アナタに笑顔がなく、なよなよしていたら新人さんも自信がなくなります。
技術はついてくる、まずは楽しむ!仕事に興味をもってもらう
作業よりも気持ちのスタンスを教えると、不思議とどんどん仕事を覚えられるようになっていきます。それが楽しさに繋がります。
失敗をつつくのではなく、興味をもたせたもの勝ちです。
アナタの新人時代はどうでしたか?私は、しょっちゅうポカしたり小さいミスしたり。。。めちゃくちゃ悩みました。当時の先輩に言われた言葉が『起こったことはしょうがないから、どうするかを考える癖をつけろ』です。
最後に・・・新人さんはアナタと同じ人間です。仕事姿で見せつけましょう!どんな時も楽しんで、一緒に悩んで、謙虚な姿にきっとあなたのファンが増えますよ。
新人教育で大切なことは『自分も最初は新人だった』という気持ちです。
新人教育に疲れた時にやってみてほしい5つのコツは、新人さんに焦点をあてましたが、部下や後輩との関わりを見返すことにもお役に立てれば嬉しいです。
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